前回は、なぜ、「罪悪感ゼロ」にこだわった、日本初のブリスボール専門店をはじめたか、についてお話しました。
今回は、エンジェル投資家である谷家衛さんのもとで、
たくさんの起業家のかたにお会いするなかで固まってきた、わたしなりの、「業を起こす」ポリシー、について。
それは・・・
他の誰にも負けないくらい、自分の事業が「好き」かどうか
この、好き/嫌い、が「業を起こすべきか否か」を決める際の、一番大切な要素、そして、実際に事業がうまくいくかを左右する要素だと思っています。
ちなみに、少なくとも日本では、わたし以上にブリスボールを好きなヒトはいない、と確信してます(笑)
おいおい、分析とロジックが命(笑)のコンサル出身者が、それ?
という声も聞こえてきそうですが…あえて、いいます。
なぜならば、すべての事業にメリット・デメリットがあるなかで、
「それをわかった上で、突破できるか」
は、その事業がどれくらい好きか、によると思っているからです。
すごくシンプルな話で、
はじめやすい事業を選べば、誰でもできるので、マネされやすい。
はじめにくい事業を選べば、マネされないけど、最初に大きな困難がある(お金が必要だったり、技術的な課題があったり…)
じゃあ、わたしは、どの道を選ぶ?
新しいコトをやるっていうのは、この選択の繰り返しだなと思ってます。
新しいコトをはじめると、常にそういった状況に常に追いやられるので、
好き、という気持ちを明確に持っていないと、道を選べません。
だって、どっちの道を選んでも困難があるなら、普通、そんな道、両方選びたくないですよね。(笑)
それでも、どちらかの道を選ぶというのは、それでもその先に実現したい何か、があるから。それがすべて。
少し話はそれますが、
「ストーリーとしての競争戦略」を書いていらっしゃる、楠木建先生も、最近”好き嫌い”をテーマにした「好き嫌いと才能」という本を出版されています。
楠木先生は、
好きなことをやっているヒトは、その過程での努力を苦と思わない
=努力の娯楽化→その分野で、最強になれる
しかも、成功しようが、失敗しようが(笑)、幸せな人生を送れる
とおっしゃっていて、好きこそものの上手なれ、を提唱されています。
すごくおもしろいのが、経営者の好き嫌い、の一言まとめ。
・為末大(元プロ陸上選手)
「走りながら考える」のが好き
・篠田真貴子(東京糸井重里事務所 取締役CFO)
「要するにこういうこと」が好き
・仲暁子(ウォンテッドリー 代表取締役CEO)
「最短距離の最大インパクト」が好き
出典:「好き嫌い」と才能
と、実際に会ったことがある方々だからこそ、わかる、わかる、とついついニヤニヤしてしまう一言まとめ(笑)
↓5月に参加した、楠木先生の講演会の様子@アカデミーヒルズ
心の底から好き!と叫べるコトー
世界中の誰よりも好きなコトー
そんなコトと出会えたときこそ、わたしが業を起こすとき。
これが、わたしなりの「業を起こす」ポリシーです。
じゃあ、どうして、そんなにブリスボールが好きなのか、ブリスボールのどこにビビッときたのか。
このお話は、to be continued…^^
Reina